今日は、一日
冷たい雨が降っていましたね。
喪中葉書が届く時期。
薄いグレイの葉書は、
物悲しいものです。
友人の親御さん、
私の親と同世代。
どんなに、
寂しい想いを
しているかと
胸が痛みます。
葬儀も、指揮を取らねば
いけなかっただろうし、
泣いてる時間も
なかったかもしれない。
葬儀や法要の
バタバタが過ぎ、
何ヶ月か経って、
ぽっかり穴が空いたような
気持ちになっていることに
気づく、なんてことも
多いのではないでしょうか。
昨年、祖母が亡くなって、
大往生だったと
みんなで笑顔で
送ったものの、
今、額縁の中で
にっこり笑う
祖母を見ると、
ほっこりした気持ちと
とても会いたいような
寂しさが同時に
やってきたりします。
天国へ行ったあの人と
こちらで生きている私。
こちらで一緒に
生きていた時とは、
ちがう距離や関係に
変わっていく作業。
折り合いを
付けていく大切な時間。
どうか、
ゆっくり
元気になってください。
グレイの葉書を手に
ふと思うのでした。
池尾千里
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