小学校の頃、近所に
ショッピングセンターが
出来ました。
今思えば、
小さい建物でしたが
田舎に出来た
ピカピカのショッピングセンターは
心踊る場所でした。
何時間でも
うろうろできたのは
なんといっても
ファンシーグッズを置いたショップ!
可愛いキャラクターの付いた
筆箱や鉛筆。
いい香りのする消しゴム。
レターセットに
キーホルダー。
ひとつひとつ
手にとっては
「可愛い♡」
と目がキラキラ
心はときめきまくって
いたのを思い出します。
でも、小学生のおこづかいで
買えるものは
多くはありませんでした。
欲しいけど買えない。
欲しいけど手に入らない。
そんなふうに感じながら
私は過ごしていました。
やがて学生時代が終わり、
自分で稼いだお金を
自由に使えるようになりました。
ファンシーグッズのショップに
ぶらりと入ることがあると
あれもこれも買いました。
「可愛いっ」「欲しいっ!」
って思ったものを
我慢しないで買う喜びは
本当に嬉しいものでした。
家に帰って、うきうき。
会社で使ったり
バッグに入れて持ち歩いたり。
自分では、可愛いものが好きなんだから、
欲しいんだから、しかたないわね。
そんなふうに思っていました。
そんな時期がしばらく続きましたが、
ある時期から、不思議なことに、
パタリと欲しくなくなりました。
これは、私がファンシーグッズを
欲しがる年齢ではなくなったというより
何かがちょうど満たされたような感じでした。
足りない
足りない
もっともっと
そんなふうに、自分を満たそうとしていたのかもしれません。
満たされる感覚があるあいだは、
その感覚が欲しくて
どんどん続けてしまいますが
もう飽和状態になってくると
新しく手に入れても
もう満たす感覚は
感じられないものです。
「お腹いっぱい」なのですね。
私のファンシーグッズも
ちょうどそこに到達したようでした。
これ、一見すると
今の私を満たしているようですが、
実は、満たしていたのは、
ショッピングセンターで
いつもファンシーグッズを
見てばっかりだった
小学生の私だったんです。
可愛いものいっぱい欲しい!
あれもこれも欲しい!
けど、手に入らなかった。
そんな、満たされなかった小さな私に
買ってあげていたようです。
心の中にいる
小さな私(インナーチャイルド)に
気がついてあげたり
言うことを聞いてあげたり
やりたいことをやらせてあげる、
カウンセリングでも
取り入れているセラピーでもあります。
可愛い小物
たくさんのフルーツが乗ったパフェ
クリームいっぱいのケーキ
ふわふわの毛布
フリルドレスのお人形
大人になっても
心が反応したり
すごく欲しいと感じたりするもの
昔、欲しかったものかもしれません。
クリスマスと聞くと
いろんな気持ちが
行き交うものです。
たのしいことも
そうでないことも。
大人になった今だから
満たせるものがあります。
小さな私の気が済むまで
つきあってあげるのです。
私の中の、小さな私を
満たしてあげるために
クリスマスを使うのもいいかもれませんね。
クリスマスだけじゃなく
クリスマスまで、も
楽しんでみませんか。
小さな私も一緒に。
池尾千里
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