夏休みがおわった、高校生の息子のお弁当がはじまりました。
いつもより、早起きして、
おかずを作って詰めて、ごはんを詰めて・・
2段になっている息子のお弁当箱は、
ごはんの方が大きいんだけど、
よく見たら、そっちにおかず詰めてた。
すごく悩んで、詰め直した池尾千里です、はい、こんにちは。
*
今日は、知らないうちに
ついやってしまっている
自分の中の鬼軍曹「ねばならない」について
書いてみようと思います。
どうぞ、おつきあいくださいませ。
「正解」が、私を縛ってしまう
子どもの頃はきっと、思いついた遊びを、
思いついた時にやり始めていましたよね。
感じた気持ちを、そのまま表現したり、
言葉にして伝えたりもしていたと思います。
地団駄を踏んで、駄々をこねてみたり、
思うようにならないことがあって、わんわん泣いたり
でも、アイスクリームが出てきたら、超ゴキゲンとか。
ですが、だんだん成長してくると、そういうわけにはいかなくなります。
周りの様子を伺って、その場の空気を読んで、
行動しなければならなくなります。
そうやって、教育されたということもあるでしょう。
学校で、好きなように振る舞ったら、先生に叱られたとか、
クラスのみんなに仲間はずれにされた、
なんてこともあったかもしれません。
そうしたら、
「しまった!このやり方はマズイ。
二度とやらないでおこう!」
と思いますよね。
逆に、自分のやりたいことよりも、
みんなのやりたいことに合わせたら、問題が起こらなかった。
または、褒められた、なんてことがあったなら、
「そうか、このやり方が正解か。
これからも、みんなに合わせておこう!」
って思いますよね。
そうやって、私たちは、失敗と成功をくり返しながら、
誰かに迷惑がかからないように
または、非難されたりしないように
うまくやっていく生き方を身につけていきます。
私もいっぱいやらかしながら、来ましたよ。
たとえば、子どもの頃、
4人の仲良しグループで
私が自分の意見をガンコに曲げなかったら
気づけば、3対1になってた、とか。
(もちろん、私が1)
友だちが語る失敗談を
思いっきり笑ったら
真剣に怒られた、とか。
(笑って昇華とはならなかった・・)
話し始めたらいっぱい出てきますが
そうやっていくうちに、自分の中に
このやり方が「正解」というのが生まれます。
過去の体験から学んだものもあれば、
常識といったものに沿ったものだったりもします。
ここで、登場するのが、これ。
~せねばならない。
~するべき。
自分が自分に言う、「命令」みたいな
絶対的な強い指示で、他に選択肢を与えません。
でも、そうすれば、うまくいくはずって
思うから、そうするんですよね。
「正解」だったはずなのに、満たされない思い
私たちの中には、その人その人の
~せねばならない。
~するべき。
が、たくさんあります。
みなさんにも、きっとありますよね。
私にもあります。
勤勉であらねばならない、とか
良い人であらねばならない、とか。
でも、それらは、私たちの心の中にあって
オートマチックに出てくるので
私たちを縛っていることに気づけません。
でも、とっても不自由で、窮屈なんですよね。
そして、結果、うまくいったとしても、
そんなに、うれしいわけでもないし、
なんだか、もやもやと満たされない思いをします。
それを、人生の中で、何度もやっていたら
ものすごく大きなストレスになっていきますよね。
だって、自分の本当の気持ちは
ずーっと置き去りになってしまうわけですから。
仕事は、行かねばならない。
仕事は、続けねばならない。
私は、社会人になりたての頃、
ものすごく強くこの「ねばならない」に縛られていました。
もちろん、仕事は行かないと、お給料もらえませんし、
学校からの推薦とかで入社していたので、
ほいほい辞めるわけにもいきません。
それでも、他に選択肢がないほど
私は、がんじがらめになっていたようなのです。
実は私、ずーっと座っての事務仕事に
向いていなさすぎでした。
休憩時間になると、トイレの小窓から
「私をここから、連れ出して欲しい」と
ビルの間の小さな空を、見上げる日々だったんです。
そしたら、ある時期から
こんなことが起こり始めました。
月曜日、ぐあいがわるい。
雨の日、通勤電車でたおれる。
私の中の「正解」のとおりにしていたら
私のカラダが、こわれ始めちゃったんです。
ほんとうの気持ちと折り合いをつけた選択
~せねばならない。
~するべき。
は、無意識に発動していることが多いです。
ですから、なかなか気づくことができない。
私も、いっしょうけんめい
電車に乗って、仕事に行って
小窓から空を見上げながらも
毎日、仕事していたのです。
必死すぎて、気づくはずありませんよね。
そしてなにより、
ほんとうの気持ちに、
気づいてあげられないのです。
月曜日の仕事、行きたくない!
雨の日の仕事、ダルすぎるー!
ってか、この仕事、今すぐ辞めたい~
この気持ち、結構前から
心の奥にしまい込んでいたようでした。
見つけてしまったら
口に出してしまったら
もう、がんばれないって
思っていたからです。
だから、心の奥にしまい込んで
しらん顔していたんです。
心はとっくの昔に
悲鳴をあげていたのに
気づいてあげられなかったから
カラダに出てきたようでした。
電車で倒れたら、強制的に休めますもんね。
でも、カラダを痛めるより前に
私の中のほんとうの気持ちに
気づいてあげればよかったんです。
仕事、行きたくないんだね。
雨の日、めんどくさいよね。
この仕事、向いてないみたいだね。
そんな声を、自分にかけてあげることができたら
きっと、自分の中の
~せねばならない
~するべき
は、静かになってきて
ほんとうの気持ちが聞こえてくるはずです。
そして、ほんとうの気持ちと向き合ってはじめて
次の展開が見えてくるものです。
じゃあ、どうしたい?
私は、そんなことがあって
こう思いました。
「こりゃ、私、長くもたないな。
各所、申し訳の立つ、3年つとめたら辞めよう」
そして、3年つとめた後、
私は、ずっと行きたかった海外へ
飛び出したんでした。いやっほーい!って。
若かったし、思い切ったなと思いますが
今思うと、追い込まれて、こうするしかなかったとも言えます。
もし、みなさんの中にも
~せねばならない。
~するべき。
があって、ご自身にムリをさせているのなら
ほんとうの気持ちをみつけてあげてみてください。
今すぐ、状況を変えるわけには
いかないかもしれないし
今すぐ、どうにかなるものでは
ないかもしれないけれど
がんばっているご自身をみつけて
えらいねーってねぎらってあげたり
少し休ませてあげたりするだけでも
ラクになれるし、
余裕もうまれるはずです。
そして、次の展開が見えたり、
やってきたりすることもあります。
ほんとうの気持ちを大切に
ご自身と対話をして
折り合いをつけることは
私たちの人生を満たしていくのに
ぜったいに欠くことができないものです。
あなたを置き去りにして
あなたより大切にするものなど、ないのです。
知らず知らず、自分を縛って、
知らず知らず、自分を不自由にしているあなたへ
あなたを、ほどいて
あなたを、自由にするお手伝いをさせてください。
ほんとうの気持ちを汲んで、人生が満ちていきますように。
さいごまでお読みくださって
ありがとうございました。
池尾千里
来月は、ジョイニング(つながり)を使った1日です。
「千里の部屋」はプチより長いです。フォーカスセッションもありますよ。
つながりの中で、ご自身にじっくり向き合う、ご自身の課題に取り組むのに、ぴったりです。
『ジョイニング(つながり)1DAYレッスン~自分とつながる、そして、大切な誰かとつながる~』
(10/11土15時まで)
10月の池尾家Facebookライブは、こちら。
神戸メンタルサービス・カウンセリング講座、次回は、池尾千里のソロ講座です。
テーマは、『心理学の「投影」はこう使う!~カウンセリングにも、人生を歩く時にも~』
テーマ詳細: 「投影」は、心理学を学んだ人なら誰しも、なるほど、そんなことが起こっていたのかと目から鱗が落ちる心理学用語のひとつ。
まさにこの瞬間にも「投影」は起こっていて、それは、色付きメガネをかけているようなものです。 あなたの見る世界は、どんな色で、どんな見え方をしているでしょう。
今回は、「投影」のしくみをしっかりと学んでいただき、カウンセリングにも、人生を歩いていく時にも、使えるようになっていただけるよう、お話しますね。池尾千里ソロ講座です。
日 時:2025年9月24日(水) 19:00〜20:50
開 催:オンライン(zoom)
講 師:池尾千里
詳細・お申し込み>>>(9/23火 15:00まで受付)
*******************
9月のご予約受付中です★
最新の状況はお電話でご確認くださいね📞
<翌月のご予約は、毎月20日からです>
池尾千里の電話・面談カウンセリング
ご予約お待ちしております。
zoomでのオンラインカウンセリング
ご自宅でも受けられます。是非ご利用ください
「池尾昌紀・千里の夫婦カウンセリング」
もご好評いただいてます。
「池尾家・夫婦カウンセリングで」とお申出ください
カウンセリングのご予約・お問い合わせはこちらまで
TEL:06-6190-5131
定休日:月曜日(初日の場合は翌日代休)
受付時間:12:00~20:30
カウンセリングサービス>>>
*******************