クリスマスツリー 〜PhotoWord〜

No.99

クリスマスになると

英国に留学していた頃のことを

思い出します。

もう20年以上前です。

バブルの直前。

英国は、古いものが

たくさんある国でした。

英国人も、古いものが

好きな人たちでした。

そして、それを

とても大切にしていました。

エリザベス女王は、

女性らしいルールを

作っていたのも

面白かったものです。

たとえば、お洗濯物を

見えるところに干さないようにとか。

英国の家には、

必ず可愛い裏庭があって

そこに干すんです。

建物も、街の景観を美しく保つために

勝手に好きなデザインの家を建てられないと

聞きました。

英国の街は、どこも、

お洗濯物が見えないし、

しっとり落ち着いた建物も

本当に美しかったです。

古い家には、名前が付いていて

看板が出ていて大切にされていました。

クリスマスの季節は、

本当に素敵でした。

どのお家も窓辺にツリーを飾って

イルミネーションが外からも

見えるようにしてあるのです。

冬になると午後3時くらいから

日が暮れ始め、あっというまに

真っ暗になってしまいます。

出先から家に帰る道すがら、

家々の窓辺のツリーを眺めるのが大好きでした。

静かに光るツリーを

ちょっとホームシックに

なりながら見ていました。

英国のクリスマスは、

日本のお正月に似ていました。

家族で過ごす日なのです。

だから、外は静かです。

お店も、全部クローズ。

旅行者なんかは、

レストランを探す羽目になったり・・

この静かなクリスマスが

いつも思い出されます。

寒くて長い夜、

古くて静かで美しい

そして、なにより、

あたたかいクリスマス。

だから、異邦人だった私は、

きっとちょっと寂しくなったようです。

この寂しさは、

あたたかさを感じたから、

生まれたものだったんですね。

そう思うと

遠い国で

寂しがっていた私のこと

少し理解できるし、

少しほっとしました。

そうそう

思い出しました。

クリスマスツリーの夢が

あったんでした。

ロンドンのHarrodsで

大きなクリスマスツリーを買うのです。

ロンドンにある老舗デパートで。

ぽっとあたたかさが

心に広がるような。

そんなクリスマスツリーを

いつか買えたらいいなぁと思います。

池尾千里

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