ママになるとちゅう

先日、6ヶ月の赤ちゃんを

抱っこさせてもらいました。

ぷくぷくにこにで、

悶絶いたしました(笑)

 

「うちのこどもたちの

6ヶ月ってどんなだったか、

うまく思い出せない・・汗」

 

思わず、呟いてしまいました。

 

これは、

こどもが大きくなった母親たちが

口を揃えていう台詞。

 

第1子について言えば、

初めてづくしで、必死で、

この小ささを味わう余裕が

全然なかったせいかもしれません。

 

 

いや、まちがいない。

 

 

さて、今日は、

私が9年前に

娘を出産した後、

3ヶ月間のことを

書いてみたいと思います。

 

余裕がなさすぎて、

わちゃわちゃだったお話しです。

 

家族になった日(2013年4月24日掲載)

 

こんなふうに、赤ちゃんを連れて帰った私ですが、

病院であれこれ教えてくださったり、

手伝ってくださっていた看護師さん。

彼女たちなしに、私は、この赤ちゃんを

無事お世話することができるのだろうか・・

 

沐浴もうまくできないし。

おっぱい出ないし。←最初、全然出なかったんです。

泣いたら、どうすればいいの?

寝なかったら、どうすればいいの?

 

どうすれば

どうすれば

 

でも、目の前にいる赤ちゃんを

母である私が、なんとかせねば

私が産んだ赤ちゃんだから、私が。

 

私が

私が

 

ああいう、ママにならなくちゃ。←素敵なママ像。

にこにこ微笑みながら、

赤ちゃんを優しく抱っこしている

子育ての喜びに溢れる

そんな、素敵なママに。

 

あんなふうに

あんなふうに

 

 

しかし、当然、うまくいきません。

 

おっぱいが出ないのは、

ママはおっぱいが出るものだと

信じていた私には、大打撃でした。

 

でもきっとそのうち出るはず、

教えてもらったおっぱいの出る方法を

あれこれきっちりやってみる日々。

 

しかし、うまく出ない上に

それにつきあわされている赤ちゃんは、

お腹が空いて泣く泣く。

 

夜も、抱いていると寝ているのに

布団に置くと泣くので、

抱いたまま、夜が明ける日々。

 

朝、様子を見に来た実家の母が

「おいで」

と差し出した腕に

赤ちゃんを渡すと、

 

また寝かせ付けられなかったことが

悔しいのと

ほっとしたのとで

いつも泣けてきて

布団に深くもぐりこんだものでした。

 

週末になると、

夫が、実家に泊まりにきました。

一人で、赤ちゃんを抱いたまま

夜を過ごしていた私は、

夫が来るのを心待ちにしていました。

 

夫は、赤ちゃんが泣いても、

起きる人ではありませんでしたが、

夫がいる夜は、なぜか、

赤ちゃんは、よく眠りました。

 

ふだんの私は、「ま、いっか」が得意で、

だいたい出来てればいいじゃん!

というタイプなのですが、

 

この頃の私は、

うまくいかないことがあると

すぐ落ち込んでは、

めそめそ泣いていました。

 

こだわりも強くなってしまい、

誰かの提案や助けを

受け入れることが出来なくなっていました。

 

私、どうしちゃったんだろうと

思うのですが、どうにもならない。

 

「おっぱい出ない~(泣)」

「ミルク、ごくごく飲む~(泣)」

「夜、寝ない~(泣)」

「ばーばだと、寝てる~(泣)」

「泣く~(泣)」

「なんだか悲しい~(泣)」

 

夫は、私のあまりのネガティブぶりに

もはや策はないと言って、

大笑いしていたのも思い出します。

 

そして、私たち二人は、

こんな結論に達したのでした。

 

 

「全て、ホルモンのせい」

 

 

今思い出しても、

この結論はとてもよかったと思います。

 

だって、私は、

「いいママじゃない、私のせい」

と感じて泣いていたのですから、

まだ、ママになって、

数日とか、数週間の私が

上手にママできるはずもなく、

 

「全て、私のせい」

という部分を

 

「全て、ホルモンのせい」

としたことで、

 

私は、一生懸命ママになろうとしている私を

攻撃の的にすることは

なくなったわけです。

 

「私がいけない、私がいけない」

と泣くのと

「ホルモンのせいだ、ホルモンのせいだ」

と泣くのとでは、

前者は、泣くほど痛いけど、

後者は、泣いて楽になる方法ですよね。

私たちには、どうすることもできませんから、

やりすごすしかないなと

いい意味で諦めがつきます。

 

妊娠したとき、

ホルモンのせいで、つわりがあります。

つわりをなくすことは出来ませんが、

あれも、いつのまにかなくなります。

 

そして、私のネガティブワールドも

3ヶ月辺りで幕が下ろされました。

 

ホルモンが落ち着いた。

赤ちゃんが成長した。

お世話に慣れた。

赤ちゃんというものに慣れた。

おっぱいが出るようになった。

赤ちゃんが笑うようになった。

誰かに手伝ってもらうことに慣れた。

 

などなど、

いろんな理由があったと思います。

 

赤ちゃんを抱いて、

孤独な夜を過ごす辛さ。

永遠に続く暗いトンネルのような時間。

埋まることがないような

赤ちゃんと私の距離。

 

赤ちゃんが、

ママのお腹から生まれて、

外の世界でとっても不安だったこと。

 

小さくて弱くてなんにも出来ない赤ちゃんを

産んで、私がとっても不安だったこと。

 

赤ちゃんが、この世界に慣れるとちゅう。

だんだん私がママになっていくとちゅう。

 

赤ちゃんも、私も、

一生懸命で、うまく出来なくて、

わちゃわちゃだけど、

そりゃ仕方のないことで、

必要な時間だったんだなと感じます。

 

あの時は、

ほんと大変だったけど

今では、ブログのネタになるような

心に残る思い出です。

 

今、そんな渦中にいらっしゃる方、

赤ちゃん、抱っこしたままで、

パジャマのままで、

頭ボサボサで、

そのまんまで大丈夫。

お話しましょうね。

 

 

池尾千里

 

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~参加予定のイベント~

 

癒しの1DAYワークショップ

トレーナー:池尾昌紀
日時:2014年2月11日(祝・火)10:00~20:00
会場:(名駅)愛知県産業労働センター・ウインクあいち
交通:名古屋駅徒歩5分。ミッドランドスクエア奥
料金:21,000円(税込)

※昼食は近くのレストラン等へグループで参ります。

 別途昼食費1000円程度をご用意下さい。

※参加条件:18歳以上の方。

(お子様連れの参加はご遠慮いただいています)

※人数限定での開催となりますので、必ず事前予約をお願いいたします。

 

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