こんにちは、秋晴れの続く、
いい季節ですね。
街路樹が少し色づいているのも
しみじみと美しいです。
季節のある日本ならではですね。
さて、私たちは普段、自分のしていることに
あまり自信が持てないことが多いです。
正しいのかどうか、
充分かどうか、
なかなか自分では、
「OK」って言えなかったりします。
こんなふうに、
自信が持てないことが
いけないわけではありません。
いつも向上心を持つことや、
より良いものを目指してがんばることは、
大きな達成感と
喜びにつながるものでもありますよね。
しかし、そこにうまくたどり着けないことだって、
私たちには、たくさんあります。
そんなふうに、少し自信を失くしているような時、
私たちは、何か自分の外にあるものを使って、
自分への評価を確認したくなったりします。
仕事に関する評価もそうですし、
パートナーとの関係についても、
同じことが起こります。
今日は、パートナーシップの中で、
起こりやすい「愛をはかる」ということを
取り上げてみましょう。
もし、パートナーとのことを
「あなたたちうまくいっている？？」
そんなふうに、誰かに聞かれたら、
なんて答えますか？
うまくいっているのか、
うまくいっていないのか、を
いったい何を基準に判断するでしょう。
デートの数や頻度？
プレゼントの数や値打ち？
「好き」って言われた数？
セックスの回数？
目に見えない「愛」の形を
知ろうとする時、
私たちは、何かデータのようなものが
欲しくなります。
愛をはかるためです。
デートを月に１回しかしていない場合はダメで、
毎週末、デートしているなら、まあまあいいんじゃないか。
お誕生日やクリスマスには、
おしゃれなお店で食事をして、
ちょっと奮発したプレゼントがやってくるのはいいけど、
誕生日に会えなかったり、
気の利いたプレゼントじゃなかったらダメとか。
「好き」って、最近全然言ってくれないからダメ！
セックスレスだから、ダメ！
そんなふうに思うかもしれませんね。
見えない「愛」をはかるために、
いろんなものを持ち出して、
どこかの誰かと比べながら
自分の愛を
はかるわけです。
愛をはかりたい時、
それは、パートナーとの関係が
うまくいっている時でしょうか？
いいえ、多くの場合は、
パートナーと、なんだかうまくいってないな。
もっといい関係になりたいのにな。
私のこと、ほんとに好きなのかな？
なんて思っている時ではないでしょうか。
自分に自信がなくて
私、ちゃんと愛せているのかな？
私、ちゃんと愛されているのかな？
そんなふうに思ってしまう時かもしれません。
すると、私の中にある「愛」は
きっと、頼りないもの、弱々しいもの、
そう感じているわけですから、
それに見合うデータを集め、
私の「愛」がちっぽけだと
証明してしまうのですね。
デートの数
プレゼントの数
「好き」って言われた数
セックスの数
どれも、多いからよくて、
少ないからいけないわけではありません。
それぞれの、
ふたりの「形」が
あるはずですよね。
それを使って、
愛することからも
愛されることからも
すっかり離れて、
パートナーとの「愛」を
ちっぽけにあつかうことこそが、
真実ではないのです。
しかし、パートナーとの関係に
不安がよぎる、
不満がある、
そういうことは、
あるに決まっています。
ふたりの人間が
つながり合うためには
ちょっとがんばらないといけないことも、
あるんですよね。
照れや、恥ずかしさを越えて、
伝えることが必要な時も、
信頼することを試される時もあるでしょう。
むやみに
「愛をはかる」のではなく
今、どんなレッスンが
やってきているのか。
それが、大切なんですね。
お役に立てれば、嬉しいです。
池尾千里
「おかあさん、電線が写っちゃったね」と息子。狙ったんだよ（笑）
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