パートナーがよそ見をしている時

認知症の母に伝えたいことがあって、電話した時のこと。

私「あ、おかあさん？チコだよー。（父母はこう呼ぶことが多い）」

母「あー、チコー？今ね、私、ひとりぼっちなの。」

私「うん（父がデイサービスの日だからなー）」

母「かわいそ。」

母の言い方が、あんまりにもおもしろくって、笑ってしまった池尾千里です、はい、こんにちは。

父と一緒にいる時は、耳の遠い父と、理解できない母が、しょっちゅう喧嘩して、大変なんだけど、父がいないと母は、すっごく寂しがることが多い。「かわいそ」っていうのが、かわいいよね。

でも、１日３回も、ふたりずつのヘルパーさんが出入りするから、１日中ひとりぼっちではないんだけど、喧嘩相手がいないと、静かすぎるのかな。

今日は、パートナーがよそ見している時のお話を書こうかなと思います。

おつきあいいただけたらと思います。

よそ見、浮気は、なぜかバレやすい
パートナーのこと好きだったみたい
怒りも犠牲も、痛みから来る

よそ見、浮気は、なぜかバレやすい

浮気発覚のご相談、たくさん来ます。

浮気が１００％バレるわけではないでしょうけれど、バレるケースを見ていると、びっくりするくらいガードが甘い。これは、もしかして、気づいて欲しいのかなって思うくらいのことが多いです。

LINEが見れちゃったり、パソコン見れちゃったり、急におしゃれな下着を買い始めたり、洋服のコーデを気にし始めたり、筋トレやダイエットし始めたり、色めき立ちすぎだよっって・・・

いつもとちがうパートナーの変化って、「あれ？」って思いますよね。

心の深いところ、無意識でいうと、バレたいんです。

全部知られてしまって、怒られたい、罰せられたい、いっそ嫌われてしまいたい。

なぜでしょう。

こんなことしてる自分は、怒られるし、罰せられるし、嫌われてしまうにちがいない、そうされるべきだって思うからです。自分の思いと一致することをされることで、バランスを取ろうとするんです。その方がしっくりくるから。

または、パートナーシップがうまくいっていないことで、よそ見をしているとしたら、苦しい胸の内を、本当は、あなたに気づいて欲しい、という心理が隠れていることもあるかもしれません。

バレやすい時って、こんな心理が隠れていたりするんです。

パートナーのこと好きだったみたい

結婚して、何年も経っていたり、子どもがいて、パパとママになっていたり、生活を共にしている時間が長くなれば、おつきあいを始めた頃のようなラブラブ感はおさまって、お互いに、空気のような存在になってしまうものかもしれません。

そんなパートナーのこと、好きかどうかなんて、考えることもなくなっていたり、なんなら、ふっくら体型とゆるゆるジャージで寝転がっているパートナーに、ちょっとガッカリしたりしているところに、浮気問題勃発！となった時。

この人を好きになる人がいるなんて？！

この人にときめく人がいるなんて？！

と不思議になる一方、急に、「私（俺）のものなのに！」みたいな気持ちが出てきて、悔しくなったり、「そうだ、優しいところあるからな」とか「人当たりがいいからな」とか、パートナーの良いところが、次々と浮かんできて、自分の中にある、パートナーに対しての「好き」や、どれだけ大切だったかということに気づく方も、少なくありません。

忘れてしまっていた気持ちに気づけたことは、とても大きな意味があります。

もう一度、パートナーと向き合い、考え、理解を深めるチャンスでもあります。