「開き直る」心理 ~浮気男と手放し~

最近、いろいろ立て込んでいて、やらねばならないことの前に、どうでもいい掃除ばかりがはかどってしまい、今、案外、家が片付いていて、「これはこれで、いっか」な、池尾千里です、はい、こんにちは。

 

 

さて、今回のテーマ「開き直る」って、みなさんは、どんなイメージをお持ちでしょうか。

 

誰かが、あなたの前で開き直ったイメージをしてみるとしたら、なんだかすごく悪い態度を取られているような気持ちになるかもしれません。

逆に、自分が、開き直った時のことをイメージしてみると、思い切って腹を括ったみたいな感じがするかもしれませんね。

 

いずれの場合も、これまでの態度とはちがう、しかも、ガラッと強めの態度になるようなものであることは、まちがいないようです。

 

今回は、そんな「開き直る」心理について、じっくりと考えてみます。

おつきあいいただけたらと思います。

 

浮気男の心理(ネガティブ編)

 

彼の浮気が発覚。

 

証拠を抑え、詰め寄るも、謝るどころか、のらりくらりとなかなか認めもしない。

「いい加減にしてよっ!」と声を荒げた途端、彼の態度が一変。

 

「あぁ、わかったよ。もうどうでもいいよ。」

まさに、浮気男が開き直った瞬間です。

 

話を聞く気もないような、馬鹿にしたような、時に攻撃的な態度で、ふんぞり返って「どうでもいい」と言っている姿に、怒り心頭・・そんな「開き直り」をされた体験のある方もいらっしゃるかもしれません。

 

そりゃそうです。

 

状況としては、平謝りになるとか、もうしませんから!と懇願するとか、土下座とか、ゆるしてもらえそうな態度になるべきところなのに、ふんぞり返って「どうでもいい」なんて、いったいどういう気持ちで、彼奴(あやつ)は、あんなひどい態度になるのか、教えて欲しいと思ったことのある方へ、その根底にある心理は、ズバリ。

 

彼奴の『罪悪感』です。

 

自分は罪深く、ゆるされるはずがないという『罪悪感』

 

「え、今、なんて?」

「いやいやいや、彼奴に、罪悪感なんてものはないです。」

 

そう仰りたいお気持ち、心よりお察しいたします。

彼奴に、罪悪感があるようには、とても見えないのです。ふんぞり返っているのですから。

 

でも、覚えておいてください。

悪い態度は、罪悪感の大きさに比例します。

 

例えば、100円ショップで、お皿を1つ落として割ってしまったとしましょう。すかさず店員さんに「すみません。お支払いします!」って謝るんじゃないでしょうか。

 

では、高級フレンチのレストランで、お店に飾ってあった美しい記念プレートにぶつかって、割ってしまったとしましょう。青くなりますよね。いくらか検討もつかない調度品・・・100円ショップのお皿の時のように、「すみません。お支払いします!」ってすぐに出て来にくいのではないでしょうか。

 

人によっては、謝るどころか、「なんでこんなところに、置いてあるんだ!」とか「固定してないんだ!」なんて、悪いのはお店側だと攻撃的になることもあるかもしれません。悪い態度になるんです。

 

自分は、大きな罪を犯し、けしてゆるされるはずがないという『罪悪感』を感じているということなんです。そして、人によっては、ご覧のように、態度が悪くなってしまうことがあるんですね。

 

ということは、浮気をした彼奴が、どれほどの大きさの罪悪感を抱え、けしてゆるされないと思っているのか、ということです。

でも、わかりにくいんです。

 

ちなみに例にあげた、100円だから、高いからということではなく、そこにくっついた、自分は罪深いという思い込みが、罪悪感をより大きくしたり、態度を硬いものにしていくのです。

 

手放しの心理(ポジティブ編)

 

一方で、ポジティブに「もういいや」って言っている人の例をあげてみましょう。

例えば、こんな感じです。

 

おつきあいして3年の彼の態度が、最近おかしい。そっけないし、デートの約束もなかなか決まらない。するとある日「別れたい」というLINEが。驚いたあなたは、そこからいろいろなことを、彼にしてみます。

 

別れたい理由を聞いて、そこを改善しようとしましたが、疲れた様子で、よくわからないという彼に、これまでの感謝や、どれだけ彼のことが大好きで、大切かを伝えたり、仕事をがんばっていることも、でも無理しないでってことも、手紙も書いたし、プレゼントもしてみた。

 

カジュアルな格好ばかりしてたけど、女らしい服を着てみたり、メイクや髪型も、がんばってみた。自分のこともいっぱいみつめてみたし、友だちにも、たくさん話を聞いてもらった・・・

 

思いつく限りのことを、やり尽くした頃、自分がすごくがんばれた、やれることは全部やった感じがして、「もういいや」「あとは、彼に決めてもらおう」って思えたのでした。

 

開き直りと「手放し」は同時に起こる

 

こんな時の、「もういいや」はポジティブな「開き直り」と言えると思います。良い意味での諦めであり、「別れたくない」といった思いからの手放しが進んでいるんです。

 

「自分の力で、なんとかする」という執着からは手を離して、彼に委ねようとしていますね。

 

でも、ここまで辿り着くには、一生懸命やったことがあり、掛けた時間がありました。いっぱい考えて、悩んだり、努力や手間がありました。

 

それがあったからこそ、もうこれ以上はできない、無理という、良い意味での、白旗を揚げたあなたは、「彼がどんな結論を出すのかわからないけど、もういいわ」って開き直ることができ、これまでのやり方を、完全に手放した状態だと言えます。

 

こんなふうに、ポジティブな開き直りには、「手放し」がセットになっていることが多いようなんです。

 

お役に立てればうれしいです。

よろしかったら、こちらも是非、お読みください。

 

「開き直る」心理 〜相手が開き直った時の対処法〜>>>

 

「開き直り」心理 〜開き直るとうまくいく理由〜>>>

 

 

池尾千里

 

 

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